ボストンレッドソックスが、2013年、ワールドチャンピオンになりました。
日本では上原選手の写真とともにニュースになりました。ホームスタジアムでの優勝が久しぶりだったためより大々的な報道となりましたが、選手と地元ボストン市民にはこの勝利にもっと深い思い入れがあったこと、観たことをお伝えします。
Boston RedsoxのWorld Series 優勝
8月にYankees戦を観にいって2か月半、2013年10月 30日、とうとうRedsoxがワールドチャンピオンになりました。
https://youtu.be/mmI2zyqBGBk (2:40:20から最後の1球です)
上原浩治投手の最後の一球、空振り三振、ゲームセット! 彼が1を示した手を挙げて喜ぶ姿が何度も放送されました。
RedSoxのワールドチャンピオンは 2007年以来です。またフェンウェイパークでの優勝はなんと95年ぶりです。
photo by bostonglobe.com
Boston Strong
ボストンは治安が良く、人々がやさしく親切です。面積でいえばとても小さな街です。
アメリカ大陸発見時から歴史のある街で、大学が多い学園都市とも言え、裕福で高学歴な人が多く住んでいます。
そんな街に、半年前、マラソン爆発事件が暗い影を落としました。
こんなテロには負けないと、レッドソックスの選手たちは「Boston Strong」という合言葉を掲げ、様々な活動をし、市民と街全体を復興へと導きました。
彼らは人気者で体格も大きく屈強で市民にとっての頼りとなりました。
そして半年後、彼らはワールドシリーズで勝利をおさめ、一気にボストンに明るい光を注ぎました。
ついにBoston Strongを体現したのです。
復興活動でより忙しい日々を送った彼らの勝利に感動を覚え皆が称えました。
野球に興味がある人無い人関係なく、彼らの功績は誰もが知っています。みんなが感謝しています。
そんな彼らのパレードには、ボストン中の人々が集まり、各々が互いに感謝を述べ、喜びを共有しました。
優勝パレード
11月2日、レッドソックスの優勝パレードが開催されました。近所のチャールズリバーにも来るらしいので、家から歩いて行きます。
車が通れない公園内の警備は馬で。
松坂投手がいた時代のユニフォームを着ている人もいます。誇らしい。
ボストンの中心地では、州知事や市長の挨拶があり、マラソンテロの爆発現場では優勝トロフィーを置いて追悼がおこなわれました。
パレードで選手が乗っている車は、ボストンで有名なダックツアーで使われる水陸両用車です。彼らは、街を練り歩いた後、そのままボストンを流れる大きな川に入ります。
優勝トロフィー、生で見られて良かった。
たくさんの人気選手に会えました。
2013年のボストンは、映画になるほど様々な経験をし、また一段と強く美しい街になりました。