グランドサークル オートマン (oatman) ゴールドラッシュの遺跡とロバの街
Oatmanは1900年代初旬、鉱山採掘で金が見つかりまさにゴールドラッシュで発展した町です。当時3500人にまで増えた町は、今ではRoute66沿いの町として金鉱の遺跡などの観光業が中心となり、人口わずか130人を切る小さな町となっています。街の中にはロバが闊歩していることで有名です。
Oatmanへ向かおう
オートマンは、小さい町ですがアリゾナのルート66の旅をする上で欠かせません。
キングマンの町からオートマンへ向かって南下し西へ方向転換した途中に、Route66の標識が路上に書かれている場所があります。
35°08'19.4"N 114°06'29.7"W
またその先にはクールスプリングス (Cool Springs Station) というかつてのガソリンスタンドがあります。いまはギフトショップとなっています。
Cool Springs Station
クールスプリングスで飲み物とちょっとしたお土産を購入したら、店員のおじさんが、もうリタイアして東南アジアへ行って余生をのんびり過ごすとか。
ここもかなり楽しそうな場所なのにな。住みたいです。でもアメリカは物価が高いですから、東南アジアのほうが経済的にはゆったりしてますね。
ガソリンスタンドのオブジェがクラシックで素敵です。
ポップですがまとまりがある。このセンスは私にはない。素敵。
店内もオールドアメリカングッズがたくさん。売り物なのかオブジェなのか。あれもこれも欲しいです。
かつてこのお店に寄ったクラシックカーの写真がたくさん。どれもこれも貴重です。
他のお店にはないクラシックなグッズが売られています。つい買っちゃう。
店の横には朽ち果てた車が。後ろの山は、相当遠くにあります。
石でできたお店の全体像、かわいいです。
この先は時に進入禁止になっていることがときどきあります。落石でもあったのでしょうか。狭いガードレールのない崖道が続くので気を付けて走行してください。
途中見晴らしの良い峠が続きます。
Oatmanを観光しよう
峠をひた走ると突然小さな町が見えてきます。駐車場は町の入り口に点在しています。原則有料ですが、現在は観光だけで成り立っている町なので、協力します。
決して大きな町ではないのですが、オールドアメリカンの趣のある風情を楽しめます。
直線で約500mくらいの町の通りには多くのロバが闊歩し、ウエスタン調の建物とゴールドラッシュ時の遺跡がある個性的な町です。
中には、ゴールドラッシュの当時から続くホテルとレストランがあり、周囲はほぼギフトショップとなっています。
鉱山の遺跡があり少しだけですが坑道に入ることができます。また当時使用されていた木製の機材が煩雑に展示されていて、のどかです。
ロバは人に慣れていて近寄ってきますし、寝っ転がっているロバにそっと近づいても、「何か用?」的な対応です。
ゴールドラッシュ当時の建物や器具が残っています。
派手なお土産屋さんと炭鉱跡とが点在しています。警告、危険!ってどくろが書かれていますが、入って良いって言うし、ドキドキしちゃう。
お土産屋さんのおばあちゃんが、かつてゴールドラッシュの頃のこの町について教えてくれました。
1900年初頭、2人の探鉱者が1000万ドルの金鉱をみつけ、その後3500人ほどの人がこの街に来て住み、それは賑わっていたそうです。今ではほとんどの人が出て行ってしまい、今では100人ちょっとしかいなくて寂しくなったわ、とおっしゃっていました。
このウエスタンな雰囲気と暑さでテンガロンハットを購入しました。
この町のレザー商品は、ほかの観光地より安く売っています。ウエスタンハットやウエスタンブーツは、種類が豊富で質もよいです。サイズもそろっていて日本人にも合うものがあると思います。
これが有名なオートマンのホテルです。バイクがずらっと並んでいることがあります。バギーも良いですね。
ちなみに、オートマンの夏はめちゃくちゃ暑いです。40℃を超えていました。レストランは営業時間が短いのか営業していなかったので、飲み物は持参することをお勧めします。ギフトショップによってはちょっとした飲み物が販売されています。
ぜひこの、歴史ある町を守るためにも、訪問してくれると嬉しいです。
Oatman Hotel
181 Main St, Oatman, AZ 86433
928-768-4408
https://www.nps.gov/nr/travel/route66/durlin_hotel_oatman.html