グランドサークル グランドキャニオン (Grand Canyon ) 歩いて走って飛んで時間を変えて
グランドキャニオンは有名な国立公園、あまりに有名で少し辟易するくらいでした。しかしこれだけ多くの人が語り、有名になるだけあったのです。「Grand」の意味を実感します。時々刻々と変わる景色、日帰りはもったいないので少なくとも2,3日の滞在をお勧めします。人生で1度と言わず何度でも行きたい場所になったのでご紹介します。
- グランドキャニオンの日帰りはもったいない!見どころ満載
- サウスリム (South Rim)
- グランドキャニオンビレッジ (Grand Canyon Village)
- シャトルバス (Shuttle Bus)
- ビューポイント
- ホテル
- グルメ
- アクティビティ
- ホピ族
グランドキャニオンの日帰りはもったいない!見どころ満載
Grand Canyon Visitor Center
S Entrance Rd, Grand Canyon Village, AZ 86023
928-638-7888
https://www.nps.gov/grca/index.htm
グランドキャニオンへ行く方法は数多あります。日本からツアー、ラスベガスやフェニックスからの地上ツアー、同地発着ヘリコプターやセスナなどでのフライトツアー、そして自分で運転していく。
ツアーで行くと日帰りのものも多いです。グランドキャニオンは、名の通りとてつもなく広く、見る場所でその姿を変え、また時刻によって美しさが変わります。夜の星空は息が止まるほど美しいです。
グランドキャニオンは、日帰りは勿体ないのです。
ということで、自力でレンタカーを借りてラスベガスからグランドキャニオンまで来ました。
サウスリム (South Rim)
グランドキャニオン (Grand Canyon) を眺望できる観光ポイントとして大きく分けて、サウスリム (South Rim) とノースリム (North Rim)、グランドキャニオンスカイウォーク (Grand Canyon Skywalk) の3か所があります。
最も有名で季節に関係なく宿泊所など施設が整っているのは、サウスリム (South Rim) です。ツアー申込時には行きたい場所を間違えないように気をつけてください。
この先は サウスリムについて紹介します。
グランドキャニオンビレッジ (Grand Canyon Village)
グランドキャニオンビレッジへは、ウィリアムズの町から64号線を北上してアクセスできます。ページの町などからは89号線を南下し64号線からアクセスできます。
キャニオンに近づくと高度が上がり気温がどんどん下がります。夏でも朝夕は寒いくらいです。
高速道路40号線から64号線の一本道を北上するとゲートが見えてきます。
入場券はこのゲートで購入できます。7日間有効です。滞在中はなくさないように保管してください。(また国立公園年間パスポートも利用できます。)
年間パスを買っていないのでここで車1台分のチケットを購入します。このチケットには乗員全員分の入場料も含まれます。7日間有効なので大切に保管します。
村内には無料のシャトルバスが走っているため、車がなくても自由に移動できます。
サウスリムにあるグランドキャニオンビレッジには、ホテル、レストラン、スーパーマーケット、博物館などがあります。
スーパーには食品、日用品はもちろんお土産もあります。アウトドア用品などもあるので便利です。トレッキングに行く方はしっかり準備してください。
シャトルバス (Shuttle Bus)
村内には無料のループバスが走っています。乗車に必要なものはなく、行先によってバスを選んで乗るだけです。
東西に長いキャニオンの散策道は、自由に景観を見て疲れたらバスで帰ることができるので便利です。
村内の駐車場は、ゲートの入り口付近やビジターセンターの周辺が混雑しますが、バスがあるので奥のほうに止めても移動可能です。
ビレッジのさらに奥にあるHermit Roadは自家用車ではアクセスできません。徒歩やシャトルバスを利用しアクセスします。
ビューポイント
村内と、村の西側および東側にそれぞれビューポイントがあります。日没後は急激に気温が下がります。薄手のダウンジャケットがあると便利です。
東側についてはYaki Pointの先に行くには車が必要です。車がない場合は、オプションツアーなどを利用すると良いでしょう。
どのポイントも優劣つけがたく美しい絶景が望めます。写真の枚数が増えて増えて。
ちなみに私は夕刻到着後まず村内のYavapai Pointに行きます。日没時はどのポイントも人が多いのですが、ここは広いのでゆったりとキャニオンを望めます。
日没時間は村内のポイントの駐車場が混むのでバスでの移動が便利です。
地図上の左端に村があり、東側へたくさんのポイントが広がっています。東端のDesert Viewまで約50㎞。歩いていくのはまず不可能です。
Desert Viewはキャニオンの東端でもあり人がたくさんいます。
各ポイントで撮影を楽しんだのですが、柵がないところも多数あります。自己責任です。毎年何人もの方が転落しているので気を付けてください。
危険なのは一目瞭然。夜は下手に歩くべからず。真っ暗で端っこがどこか全く見えません。
人が多く集まるところでさえ、申し訳程度の囲い。でもこのおかげで絶景を存分に楽しめます。
狭い道を歩くことも。人とすれ違う時は、もう怖くてお尻がもぢもぢします。
柵がないおかげで観光客が多くても写真撮影には最高の条件が整います。
グランドキャニオンにホテルなどを建設した人々は命がけだったそうです。感謝です。
夕方になると幻想的な風景になってきます。
夕日と日没を観ようと多くの人が集まっています。
地球はでっかい。
ホテル
国立公園内のホテルはいつも満室状態なので、宿泊したい場合はかなり早めの予約が必要です。予約は専用のサイトからアクセスが必要です。
でもあきらめないで。実は宿泊日直前になるとキャンセルで空室が出ることがあります。過去2回、出発1週間前に空室がでて泊まっています。
忙しい方なんかは本来何か月も前に予約なんて無理ですもの。月単位で長期休暇をとれる欧米人は計画変更もありますし、それらが直前に空室がでるからくりです。
キャニオンが見える部屋ありのホテル
- El Tovar Lodging
- Kachina Lodge
- Thunderbird Lodge
- Bright Engel Lodge
キャニオンが見える部屋なしのホテル
- Maswik Lodge
- Yavapai Lodge
今回は、Yavapai Pointに宿泊しました。快適に過ごせます。
シンプルなお部屋ですが山のロッジですから十分です。
駐車場はロッジの各部屋の前にあります。
グルメ
村内での食事は基本的に各ホテル内にあるカフェテリアを利用します。味については残念ながら期待はできません。他のお店も紹介します。
いくつかのメニューの中から好きなものを注文します。チキンソテーだったのですが、味は正直いまいちです。
Bright Angel Bicycles & Mather Point Café
photo from https://cityseeker.com/grand-canyon/1012623-bright-angel-bicycles-cafe-at-mather-point & https://www.grandcanyondeals.com/restaurants/bright-angel-bike-cafe-mather-point-coffee-shop-grand-canyon-village-restaurant/
10 S Entrance Rd, Grand Canyon Village, AZ 86023
928-638-3055
日の出を見た後、冷えた体にカフェのカプチーノはめちゃくちゃ美味しいです!自転車もレンタルできます。自転車でのビレッジの散策も楽しそうです。
しっかり食べたい人は、10kmほど南下したところにあるタサヤン (Tusayan) という町にレストランがあります。
Big E Steakhouse & Saloon
グランドキャニオンビレッジから10kmほど離れたタサヤンの町にあるステーキ屋さんです。
アクティビティ
ハイキング
キャニオンを降りてNorth Rimに続くトレイルがあります。自分の体力と装備に合わせてチャレンジしてください。
安全のために出発前には必ず国立公園管理局の情報を熟読してください。
Maps - Grand Canyon National Park (U.S. National Park Service)
ほかにも ラバでのハイキング、ラフティング、サイクリング、ガイドツアーなどがあります。天候等に左右されるので、情報はWeb、ホテル、ビジターセンターで入手してください。
高低差のあるトレッキングになります。準備は十分に行ってください。
ところどころにお水が出ています。
星空
とんでもなく美しいです。
小さくて良いので三脚と、バルブシャッター設定ができるカメラを持っていくことをお勧めします。
絞り開放30秒から45秒くらいシャッターを開いています。
ツアー
グランドキャニオンには様々な現地ツアーが用意されています。ヘリコプター。セスナ遊覧やコロラドリバー下り、トレイルなど、ぜひ楽しんでみてください。
もはや言葉は不要です。
ホピ族
この地域に住むネイティブアメリカンにホピ族があります。
デザートビューやビレッジ内にはホピの建物や芸術、歴史資料が展示されています。またネイティブアメリカンが作ったアクセサリなどが販売されています。
個性的な画が多くてお気に入りです。
ユーモアがあるのか、まじめに書いているのか、いずれにしても惹かれます。
ビレッジ内にあるVerkamp's visitor centerでは、グランドキャニオンの歴史が学べます。
ビレッジ内ホピハウスにはネイティブアメリカンの工芸品が販売されています。
グランドキャニオン東端のデザートビューの南方にネイティブアメリカンが運営するキャニオンビューがあります。別途入場料が必要です。
グランドキャニオンが有名になるだけの理由がたっくさんありました。
この絶景、忘れられません。必ずまた来ます。