一時帰国により1週間福岡に滞在したので、レンタカーを借り、学生時代によく言った思い出の場所巡りをします。今回は、金印が見つかったことで有名な志賀島。金印だけでなく、グルメ、海などゆっくりドライブするには最高の場所なのでご紹介します。
教科書でしか見たことなかった志賀島
志賀島って、小学生の歴史の教科書で見たことありますよね。漢委奴国王印がみつかった島です。この純金の王印は国宝に指定され、福岡市博物館にて保管、展示されています。
レンタカーが1日5000円以下で借りられる福岡はドライブがおすすめです。
砂州の先に
志賀島へと続く砂州上の道路からの景色はとても美しいです。片側は日本海で波があり、もう片側は博多湾側の内海で波がありません。日本海ではサーファーが、内海では釣りやボートを楽しむ方がいらっしゃいます。
Photo from Google map.
金印ドッグ
かつて志賀島のこの砂州上の道路上に金印ドッグのお店がありました。今はガードレールが建設され、路上販売が不可になったため、砂州上道路手前の県道9号線上にて販売されています。県民には広く知られた金印ドッグ。
現在は12:00 - 14:30 という短い時間しか営業していないので、狙い撃ちで行きます。
やすらぎ丸という船型のお店が道路沿いにあります。
船の後方で注文します。メニューは色々あるけど、いつも金印ドッグ!
敷地内に設置された場所や車内で食べます。
ほろほろの牛肉のホットドッグで、ソースは優しい味。バンズは軽く火が通っていて外はサクサク、中はしっとり。おやつ感覚で食べられる金印ドッグです。
番組でもたまに取り上げられています。
ブランチやおやつにぜひ!
金印公園
志賀島は、島の外周海沿いを一周ドライブできます。
左回りだとすぐのところにある金印公園。こじんまりしていますが、晴れた日には美しい景色が望めます。
頂上付近に金印のレプリカがあります。
押印した際の模型です。
そしてここからは美しい内海が望めます。正面に見えるのが福岡市民の行楽地、能古島です。能古島には、西区姪浜の渡船場から10分、おとな230円で簡単に渡れます。
国民休暇村
美しい海沿いの道路をドライブすると、島を半分回ったくらいで、休暇村が見えてきます。美味しい料理や温泉が1泊約2万円以下で堪能できます。
それはさておき、この絶景。公共駐車場に車を止めてしばしお散歩です。
右が、ゴン太くん、そのすぐ後ろがクジラです。夜は、灯台によってゴン太くんの目が光ります。それぞれ2つずつの島でできています。
今回は撮れていませんが、志賀島では玄界灘に沈む夕日がとても美しく観られます。なんと日の出も同様に海上に観られます。福岡の人にとっては当たり前の風景です。
Photo from : https://qkamura.or.jp/shikano/
潮見公園展望台
志賀島の3時の位置に潮見公園展望台があります。天気が良ければぜひ寄ってほしい場所です。
海沿いの道を逸れて少し内陸の山を登ります。ほぼ頂上まで車で行けます。
福岡市内から志賀島へ続く砂州がみえます。天橋立もびっくりの車で渡れる砂州は、奇跡的な地理情景です。
砂州の先には福岡の街並みが見えます。国際空港が街中にある福岡は、建物の高さが低いです。
ほぼ360°玄界灘を見渡すことが出来ます。
最後に
金印発見の島として、教科書内だけで知っていた志賀島。海原に浮かぶ離島かと思いきや、福岡市内から車で40分程で行ける陸(砂州)続きの島です。
島の海岸線長さ、つまり1周、わずか11㎞。漁業集落が広がるのどかな島には、大相撲の大嶽部屋、蒙古軍の遺産などもあります。
日の出も昼も、夕日も夜も美しいこの島で、日本太古の歴史に思いを馳せてみませんか。