熊谷では毎年うちわ祭りが開催されています。7月20日から3日間行われる八坂神社例大祭で、12台の山車が熊谷囃子とともに市街地を巡る様子は豪華絢爛、関東一の祇園祭と称されています。祭り最終日の翌日7月23日、この祭りの熱気からか、熊谷では日本最高気温を記録しました。
熊谷うちわ祭り
7月20日から3日間行われる八坂神社例大祭で、12台の山車が熊谷囃子とともに市街地を巡ります。
クライマックスは3日目の夜。あちこちの街角で叩き合いが繰り広げられながら、山車がお祭広場に集まります。ライトアップされた山車とお囃子と歓声、そして数万人の人出。
関東一の祇園 熊谷うちわ祭りより抜粋
うちわ祭は熊谷に鎮座する八坂神社のご祭礼です。八坂神社は、文禄年間(1592~)に京都八坂神社を勧請し、現在鎌倉町にある愛宕神社に合祀されたものであります。熊谷の夏祭りの起源を示す最初の記録は、江戸中期の寛延3年(1750)に、当時各寺社ごとに行っていた祭りを町内統一の祭りにする上申書でした。町役人の許可により、以来町内全体の祭りとなり、現在の祭りの形態が作られました。
7月の中頃になると、あちこちでお囃子の練習が始まり、酷暑の熊谷に涼しい音色が響いてきます。
初叩き合い
うちわ祭りは7月20日から3日間にわたり、熊谷駅から市役所周辺を中心に開催されます。
その初日の夜、叩き合いなるものが行われます。
誰かにしばかれるのか?初って、、、つづくの?
恐る恐る開催場所の駅前に行ってみました。
たっくさんの豪華な山車がずらりと並んでいます。山車には各地区名が書かれています。
そして、12台のすべての山車がそれぞれに熊谷囃子を打ち鳴らします。
これが、叩き合い。しばかれんでよかった。
叩き合いの後、山車はそれぞれに帰っていきます。山車渋滞が起きちゃってます。
国道17号線のお祭り
初叩き合いの次の日、国道17号線は 午後から歩行者天国となります。
そして、巡行祭が開始、山車がおのおのの地区を巡ります。
屋台もたくさん出て明日も続きます。
駅前の呑み屋さんの多い通りも屋台でいっぱいです。
夜は巡行叩き合いにより一層盛り上がります。
曳っ合せ叩き合い
そして盛り上がった3日間の祭りの最終日の夜、曳っ合せ叩き合いが開催されます。すべての山車が扇型に集まり叩き合いを行った後、次年度の申し送りとなる年番送りが行われます。
ついつい自分の住んでいる地区の山車を応援してしまいます。
最後に
たまたま観ることが出来たうちわ祭りですが、本家の祇園祭ほどは混雑もなく、でも豪華絢爛で見ごたえ十分、熱い熊谷に更なる熱気が沸きます。
そして大盛り上がりとなった最終日の翌日、7月23日14時16分、日本最高気温である41.1℃を記録しました。
この時期には各建物にも赤い飾りが施されています。
街並みも一変するので、ぜひ訪れてみませんか。